Pouksen Skone(ポールセンスコーン)

王の前でサンダルを捧げもった裸足の従者。
 エジプト文明の頃に描かれたといわれるその壁画が教えてくれるのは、履き物の発祥は決して足の保護にあるのではなく、権力や地位を象徴するものだったということだ。そしてビスポークはまさに階級社会が生んだ産物であり、今なおその世界で脈々と生き続けるのがポールセン スコーンなのである。
 イギリスの名門イートン校。王室の子孫が通うことで知られており、また、歴代首相も多く輩出してきた。このパブリック・スクールの御用達店にニュー&リングウッドがある。いずれ上流階級の一員になる青年たちに相応の装いを身につける術を教える店。ポールセン スコーンは、ここで扱われいる靴である。
 イートン校の学生が日々の生活を燕尾服で過ごすことからもわかるように、そこには伝統が築き上げたルールがある。そのルールはもちろん、ポールセンス スコーンを履く者にも求められる。
 もちろん日本で燕尾服を着ることを勧めようという訳ではない。だが、ポールセン スコーンはあくまで英国紳士というスタイルの足元を飾る靴であり、それなりの心構えをもって履くべき靴であることを理解してもらいたいのである。

靴のエコーは、紳士靴の中でも革靴、ビジネスシューズ、ドレスシューズ、ビジカジシューズに特化して取扱っています。品質、価格の安さ、通信販売(インターネット販売)であっても安心して購入していただける日本一の優良店を目指しております。
<2021年の秋頃からはレザースニーカーも取り扱いたいですがコロナ次第です>

平凡社 紳士靴図鑑ベスト50ブランドより

【令和2年12月25日】


 

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