革靴の種類についての記事になります

製法を知れば靴選びの基本がわかるので製法を解説します

大きく分けると次の5つの製法になります

  • グッドイヤーウェルテッド
  • マッケイ
  • ノルヴェイジャン
  • ステッチダウン
  • セメント

 

少しだけ深堀します


グッドイヤーウェルテッド 
高級商品に採用されている製法
ソール張替えなどの修理をして長く使用できる
甲革、ミッドソール、ウェルトを一緒にすくい縫いしコルク等のスポンジ状の詰め物をつめてウェルトとアウトソールを縫い込む。履きこむうちにミッドソールが適度に沈み込み履いている人の足型にフィットする

マッケイ
高級商品に採用されている製法
見た目がきゃしゃになるのでスマートなフォルムを作りやすい
グッドイヤー製法に比べると耐久性では劣るものの最小限のパーツで作られているため、ソールを薄くできる。またステッチが靴の内部にくるためウェルトの幅もせり出さず作る事ができる。スマートなフォルムが魅力。

ノルヴェイジャン
防水性の高さはピカイチ
アウトドア靴の代表的な製法
名前の通り、ノルウェーをはじめとする北欧で発達した製法。防水性が求められる寒冷地向けの靴製法として、半世紀ほど前まではアウトドア靴の代表的な製法だった。ただ、手の込んだつくりの為比較的効果なものが多い

ステッチダウン
パーツの点数が少なくカジュアルな商品に適している製法
グッドイヤーなどに比べるとリペアなどは難しい
甲革とミッドソールまでダイレクトに縫い合わせる製法がこちら。作業工程がシンプルでパーツが少ないのでグッドイヤーなどに比べて作りやすくコスパも優れている

セメント
レディースや大衆商品に多い製法。量産品向け
市場のほとんどがこの製法の商品が多い
殆ど縫い合わせることがなくソールとアッパーを接着剤で張り合わせる方法がコチラです。他の製法にはある制約がほぼなく自由な形に靴を作ることができるのでスタイル重視の靴に多い製法。

出典 靴の大図鑑

【令和2年9月25日更新】



 

コンテンツを見る

コンテンツを見る