Eduard Meier コンフォートと美しさを両立させたドレス

 1599年(日本国内に置き換えると関ケ原の戦いを翌年にひかえた年)ドイツ・ミュンヘンで創業した。世界を見渡しても最古のメーカー部類に属するエドワード・マイヤー。現在は衣料からアクセサリーまで揃え、紳士淑女の身だしなみを支える実に400年以上もドイツ最高峰(?)のショップとして君臨している。
 驚くべきは、その靴が解剖学的理論に基づいていることだ。コンフォートの観点とドレスシューズの両立は、それまではあり得なかったからだ。
 それを実現したのが、独自に開発したベドフォーム・ラストだ。足なりに忠実なフォルムをもち、土踏まずを絞り込むことで足を固定するので、つま先にゆとりが生まれ、足指が自由に動く。解剖学的にみて申し分ないその木型はしかし、デザインに対して三次元の奥行きを与え、他のドレス・ブランドと比べて遜色ない美しさを可能にした。
 ベドフォームは日本のコンフォート業界第一人者であり久世泰雄氏をもうならせた。久世氏は履き心地最優先のコンフォートシューズを草創期である1980年代より広めてきた立役者だ。整形外科医と組むなどして医学知識を取り入れ始めた。コンフォート業界はこれまで既存のドレスシューズを軽視する傾向がなきにしもあらずだった。
 エドワード・マイヤーはコンフォートと美しさを兼ね備えた完璧なドレスシューズと言っても過言ではない。日本の市場においても、コンフォートシューズは当然ながらフットベット(立体的な中敷き)もドイツ製が多い。これは、エドワード・マイヤーの商品がドイツ国内はもとより世界各国で認められ市場が拡大した為、ラスト(木型)だけでなくコンフォートシューズの部材も併せて開発研究された事の裏付けと言ってもよいでしょう。
 私自身も、お高いコルク材のフットベットが何故ドイツから輸入されている理由が今わかりました。

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<2021年の秋頃からはレザースニーカーも取り扱いたいですがコロナ次第です>

平凡社 紳士靴図鑑ベスト50より一部抜粋

【令和2年12月8日】

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