〜起毛素材の靴編〜

  • 紐やバックルを外す   
  • アルコールで内部を消毒する
  • シューツリーを入れる
     ここまでは、スムース革と同じ作業になります。
  • アッパーを養生する
   マスキングテープで丁寧に養生してください。くれぐれも布テープなどは使わないでください。
   アッパーを手入れする前に、コバを整えてインクを塗る。
   その時にアッパーの革にインクが染みてしまわないように注意する。
   土踏まずから隙間がないように全集きれいに養生してください。その後ヘラなどで押込んで密着させる。
  • コバをと整える
   荒れがひどい場合には#150、酷くなければ#280の紙やすりを使ってコバを整える。
   コバのザラツキががなくなったら終了です。
   ポイントは一気にやらず少しずつ作業してください
  • コバにインクを塗る
   スポンジを四角く切りインクを塗りますが角を使いますので丸くしない方が扱いやすいです。 
   マスキングテープにインクを付けないようにインクを塗る
  • コバ全体をブラッシングする
     ステッチ部分が汚れていたら、ブラッシングをしてから、コバブラシでステッチの色に合わせたワックスを使用。
   ステッチのある面にブラシを当て、アッパーとの隙間にブラシの毛先が入る様にゴシゴシ塗り込む。
  • マスキングテープを剥がす
     コバインクをが充分い乾燥してから作業してください。
  • 馬毛(等)ブラシでほこりを落とす
   革に毛足があるので縦横にブラシをかけて、ほこりをかき出す。
   全体にブラシをかけたら、今度は毛並みを寝かせるように、一方向にブラシをかけて色味を均一にする。
   ここで全体をみて汚れやキズ、毛足の乱れなどを確認し、手入れの仕方を決定する。
  • 洗剤をお皿に出す
   汚れがひどい場合には全体を洗うことを勧めます。その場合には起毛皮革専用の洗剤を使用する。
  • ブラシに洗剤をつけてこする
     付属のブラシが無ければ使い古しの歯ブラシでも良い。
   カカトから表面をなでるように塗っていく。
   その都度、洗剤をブラシに取り、シミや汚れがある部分には2度つけしながら、サイド、つま先などに塗り込む。
   全体をまんべんなく濡らせばOK。裏に染みるほどつけるのはNGです。
  • すぐに水をつけたブラシでこする
     洗剤が乾かないうちに今度はブラシに水を含ませて洗剤をつけたときようりも少し力を入れて全体にブラッシング。
   革のぎ状態によっては泡立つこともあるが、そのまま全体に水を染み込ませる。濡らし過ぎは注意ください。
 
  • 繰り返す
   場合によっては繰り返す。
  • 乾燥させる
   全体にまんべんなく水を染み込ませたら靴の形を整え直して風通しのいい場所で乾燥させる。
   直射日光やドライヤーなどで熱を加えるのはトラブルの問題になりますのでお止めください。
  • 起毛用のブラシで汚れを落とす
     水洗い後もまだ汚れがいた場合、または水洗いまでする必要はないが気になる汚れがあった時。
   起毛用革専用ブラシ(ワイヤーブラシやゴムブラシ)で汚れを落とす。
   起毛革は革の表面を削って毛羽立たさせている為、繊維の表面をこすり落とせば汚れは取れる。
     専用ブラシを使って毛並みを荒らさない程度に全体をこする。汚れがひどい場合は何度か繰り返す。
  • やすりを使って汚れを落とす
   ブラシをかけても落ちなかった頑固な汚れは#280の紙やすりを使って革の表面を削る。
     ポツンとついてしまった小さな汚れやシミは折りたたんだ紙やすりを使うといい。
     また、ここで多少色が抜けてしまってもある程度であれば色付きスプレーで補色出来る。
  • 馬毛ブラシでブラッシングする
   靴の状態に合わせてチョイスした工程を終え汚れが落ちたら、馬毛ブラシを使って汚れ落としで
   使い出たカスやほこりを落とす。
  • 防水スプレーをかける
   水の染みやすい起毛革には防水スプレーが必至。専用スプレーには色付きのものがあり、
   経年変化や汚れ落としで生じた色あせを補色する役割もある。屋外で30?ほど離して
   全体にたっぷりスプレーをかける。、この時靴の内側にスプレーがかからないように
     注意する。色あせが気にある部分があればもうひと吹きする。
  • 乾燥させる
   風通しの良い場所でスプレーを乾燥させる。
   防水スプレーをかけたことで今後の汚れやシミを防ぐことにもなる。
  • 馬毛ブラシで毛並みを整える
   スプレーが完全に乾いたら、馬毛ブラシで毛を立てる方向にブラッシングし、毛並みをふっくらさせる。
   汚れ落としとスプレーによる補色効果で美しさが蘇っているはずです。
  • 山羊毛ブラシでコバを磨く
   コバにも防水スプレーがかかってしまうので、山羊毛ブラシをかけることでコバのつやが蘇る。
   最後に紐やバックルをもとに関して手入れは完了。
  • 終了(ご苦労様でした)

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【令和3年3月29日】更新
 

 

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